はじめてのリモートワークを導入してもう数か月という方、つい先週からスタートしたという方、様々かと思います。
実際始めてみると、思ってもみなかった「こと」が起きたり、自分の思わぬ「感情」に気づいたり、多くの気づきにはっとしたり、対応しながら臨んでいらっしゃるかと。

その中で本日は、意外と多い「孤独と不安」に焦点を当ててみようと思います。

家での仕事は、通勤がないので時間ができる、集中することができる、というプラス面がある一方で、「ひとりで仕事をする」ことで集中はできても孤独や不安を感じるという声も多いようです。

これは会社で机を並べていれば、ちょっと上司に確認できたり、ちょっと同僚に教えてもらったり、という「ちょっとしたコミュニケーション」ができます。でも、今物理的に距離が離れているとその「ちょっとしたコミュニケーション」がままならない。これでいいのかな、と感じる不安。でも、いつどのように聞くのがいいのか憚ってしまう。

また「何かを聞く」、という具体的な目的はないけれど、廊下ですれ違った際の「元気?」といったカジュアルな気軽な関わり、雑談。これがないことがこんなに孤独を感じることになるのか、という声も多く聞きます。

それでは、何ができるのか?

不安への対応は、「決めておくこと」です。

聞きたいのだけれど・・・に関しては、聞き手は、①今すぐ聞かなければいけないのか?、②誰に聞くのがいいのか、③目的、をまず考える。これは通常机を並べていればあまり考えずに「ちょっといい?」になっているものを、改めてこの3つを考えることが聞き手には必要になるということ。そして上司は、聞き手が聞きやすいように、ルールをつくっておくことです。

ルールの一つに「ツール」があります。緊急性に応じて使用するツールを決めておく。たとえば急ぎの時は、チャットやLINE。会議はZoomやSkype、Teamsなど。

つまり大人数で予定されたものは後者、そうでないものは前者、といったように。

こうすることで、急ぎのツールに入ったものは優先的に目をむけるようにでき、コミュニケーションもスムーズに。

もう1つは、孤独、への対応です。

用事はなくても繋がりを感じていたい。

お薦めの1つは、毎日の朝会です。これは15分で十分です。人数は多ければその中でグループを作るなど工夫を(Zoomでおなじみの機能です)。お薦めとしては1グループ3~4名。全員が話せるように協力しましょう。できればその後、それぞれのグループで出た話しを全体シェア。あくまでもここでの目的は’繋がり‘ですので、話すテーマは多様に、そして繋がりも多様にするためグループを固定しないこと。ここでアイデアなども生まれるかもしれません。

この機会を活用して、より多様に繋がり、多様に働く、を楽しんでください。

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